小さな成功の積み重ねが、大きな自信を生む

こんにちは、ビジネスコーチの高木です。

今日は、「小さな成功を繰り返すこと」の大切さについてお話ししたいと思います。

多くの経営者や管理職の方は、仕事や人生の目標達成に向けて日々奮闘されていることでしょう。

しかし、大きな目標を前に、自分には無理だと感じてしまったり、理想との距離にストレスを抱えたりしている方も少なくないのではないでしょうか。

そんな時に大切なのが、「小さな成功体験」を意識的に積み重ねていくことです。

ハーバード大学の心理学者アルバート・バンデューラ博士は、自己効力感(セルフ・エフィカシー)という概念を提唱しました。

これは、「目標の達成に必要な行動を自分は上手くできる」という信念のことを指します。

自己効力感は、自己肯定感とは異なります。

自己肯定感が「自分は価値のある人間だ」という感覚であるのに対し、自己効力感は「自分には○○ができる」という具体的な能力への自信を意味するのです。

この自己効力感を高めるには、小さくても着実な成功体験を重ねることが近道だと言われています。

以下に、小さな成功を積み重ねるためのポイントを3つご紹介しましょう。

・現実的な目標を設定する

まずは、自分の現状とリソースを冷静に見極め、少し背伸びをする程度の目標を設定しましょう。

高すぎる目標は、達成できなかった時のダメージが大きくなります。

・目標をブレイクダウンする

大きな目標も、いくつかの小さな目標に分解することで、実現へのハードルが下がります。

「いつまでに」「何を」「どれくらい」など、具体的で測定可能な形にブレイクダウンしましょう。

・小さな成功を祝福する

一つ一つの目標を達成したら、自分を褒めて労ってあげましょう。

他者からの承認も励みになりますが、自分で自分を認めることが何より大切です。

こうした小さな成功体験を繰り返す中で、徐々に自己効力感が高まっていきます。

すると、以前は難しいと思っていたことにも果敢に取り組めるようになったり、本当にやりたいことが明確になってきたりするものです。

ビジネスの世界で長期的な成功を収めるには、自分自身を信じる力を養うことが不可欠です。

今日から意識して、小さな成功を積み重ねる習慣を身につけてみませんか。

一歩一歩踏みしめて進んでいけば、きっとあなたの理想に近づく日が来るはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。また次回のコラムでお会いしましょう。


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株式会社コーチ&メンタージャパン 髙木明宏

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この記事を書いた人

髙木 明宏のアバター 髙木 明宏 株式会社コーチ&メンタージャパン 代表取締役

製造業で37年間ラインスタッフ、製造管理職、海外拠点代表を経験してきました。
タイ駐在時にコーチングを知り社内へ導入、自らトップダウン型からコーチング型マネージャーを目指し、次世代のリーダー、マネージャーたちの自発性を引き出し主体性を育て、帰国後も組織力強化の為、マネージャークラスへコーチングプログラムを実施してきました。

マネージャー達の行動の変容に手応えを感じ、自ら社会へ向けて発信していき、国内や海外駐在の日本人、リーダー、マネージャー、経営者に向けてコーチングで関わり、世の中のリーダーをより元気に主体性を持たせ日本企業の組織力を高めていくことに関わっていきたいと思います。

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