こんにちは、ビジネスコーチの高木です。
リーダーとして、部下の話に耳を傾けていますか?
思わず「イエス」と答えてしまった方、本当の意味で相手の声に耳を澄ませているでしょうか。
今回は、リーダーに必須のスキル「傾聴力」について掘り下げていきます。
英ハーバード大学のデータによると、管理職の85%が「自分は優れた聴き手だ」
と自己評価しているのに対し、その部下の僅か17%しか同意見ではないという結果が出ています。
自覚なきコミュニケーション不足が、部下のモチベーションや組織の生産性を大きく損ねているのです。
「聴く」と「聞く」は似て非なるものです。
情報収集としての「聞く」に留まらず、相手の気持ちに寄り添う「聴く」姿勢こそがリーダーに求められます。
それでは、傾聴力を高めるための7つのポイントをご紹介しましょう。
⒈ 先入観にとらわれず、オープンマインドで臨む
⒉ 適度な相槌と共感の言葉で、相手に安心感を与える
⒊ 重要な点はメモを取り、質問で理解を深める
⒋ アイコンタクトや うなずき等、非言語の反応にも注意する
⒌ 結論を急がず、最後まで話を聴き終える
⒍ 内容を振り返り、建設的なフィードバックを心がける
⒎ 日頃から積極的に部下とコミュニケーションを取る
これらを意識的に実践することで、部下との信頼関係は格段に深まります。
風通しの良い環境が生まれ、組織の一体感が高まれば、生産性の向上にもつながるでしょう。
何より、部下一人ひとりの悩みに寄り添い、成長を後押しできる喜びが得られるはずです。
コーチングの世界では「傾聴は最高の医療行為」とも言われます。
部下のホンネに真摯に耳を傾ける姿勢こそ、人と組織を健全に導く処方箋なのです。
記事をお読みいただき、ありがとうございました。
明日から「聴く」リーダーとして、周囲を惹きつける存在を目指してみませんか。
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部下の声に耳を澄まし、気持ちに寄り添う「聴く」リーダーを目指しましょう。
先入観を捨て、非言語の反応にも意識を向ける7つのコツで、信頼関係を築き、組織力を高めるカギを掴みましょう。
株式会社コーチ&メンタージャパン 髙木明宏
出典:2018年調査 大学ビジネススクール
タニア・ルナ氏・スティーブン・トッピング氏