理想の自分を手に入れる特別なひとり言 〜セルフトーク〜

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はじめに

9月に入り朝夕少し過ごしやすくなった気がします。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今回は、「理想の自分を手に入れる特別なひとり言」というテーマでお話ししたいと思います。

多くの人が自分の理想像を持っているにもかかわらず、なかなかその理想に近づけないと感じているのではないでしょうか。

例えば、私自身が最近、外が暑すぎてジョギングができていない、忙しくてジムに行けていないため、体重が3kg増加し、体重計に乗りたくない気持ちになっています。

皆さんにも、このような経験があるのではないでしょうか。

実は、人が喜ぶとき、怒るとき、悲しむときなどの前には、必ず引き金となるセルフトーク(ひとり言)が発生しています。私たちには、あらゆることの判断基準としてのビリーフ(信念)があり、そのビリーフが他人や環境から刺激を受けると、セルフトークが発生するのです。そして、そのセルフトークが私たちの感情を決定し、その感情によって行動が決定されます。

セルフトークが感情と行動に与える影響

著名な心理学者アルバート・エリスは、「人は自分で自分を動かしている」と言っています。

つまり、私たちの感情や行動は、外部の出来事そのものではなく、その出来事に対する私たちの受け止め方や考え方によって決まるということです。

しかし、ビリーフ、感情、行動を直接変えることは非常に難しいものです。

一方で、セルフトークは言葉であり、その言葉で明確に認識し、それに変化を与えることで、感情や行動を変えることが可能になります。これがセルフコントロールの本質なのです。

セルフトークマネジメントの第一人者である鈴木義幸氏は、「セルフトークを変えることで、人生を変えることができる」と述べています。理想の自分を手に入れるためには、まずは自分のセルフトークに注目し、それをポジティブなものに変えていくことが重要なのです。

引用:鈴木義幸氏「理想の自分をつくるセルフトークマネジメント」

セルフトークを変える3つのポイント

では、具体的にどのようにセルフトークを変えていけばよいのでしょうか。以下に3つのポイントをお伝えします。

  1. 自分のセルフトークに意識を向ける
    普段、私たちは無意識のうちにセルフトークを行っています。
    まずは、自分がどのようなセルフトークを行っているのかに意識を向けることが大切です。
    ネガティブなセルフトークに気づいたら、それを書き出してみましょう。
  2. ネガティブなセルフトークをポジティブに変える
    ネガティブなセルフトークを見つけたら、それをポジティブなものに変えていきます。
    例えば、「どうせ私にはできない」というセルフトークを、「まだ上手くできないだけ。練習すればできるようになる」というセルフトークに変えるのです。
  3. ポジティブなセルフトークを繰り返す
    ポジティブなセルフトークを一度で定着させることは難しいものです。
    繰り返し行うことで、徐々に自分の中に浸透していきます。毎日、朝と晩にポジティブなセルフトークを行う習慣をつけましょう。

セルフトークを変えることのメリット

まず、理想の自分に近づくことができます。ポジティブなセルフトークを繰り返すことで、自信を持って行動できるようになり、自己実現への道が開けてくるでしょう。

また、セルフコントロール力が高まることで、ストレス耐性も強くなります。困難な状況に直面しても、「きっとできる」「乗り越えられる」といった前向きな独り言が、あなたを支えてくれるはずです。

加えて、セルフトークを変えることは、周囲への影響力も高めます。ポジティブな言葉を発する人は、自然と人を引き付け、リーダーシップを発揮することができます。あなたの言葉が、部下や同僚の心に火をつけ、組織全体を良い方向へ導く原動力となるかもしれません。

スティーブ・ジョブズが言うように、人生における最高の投資は、自分自身への投資です。中でも、セルフトークを変えることは、最も効果的な自己投資の一つと言えるでしょう。

今日から、自分の内なる声に耳を傾けてみてください。ネガティブな独り言に気づいたら、それをポジティブな言葉に変えていきましょう。一言一言は小さな変化かもしれません。しかし、その積み重ねが、やがて大きな変化を生み出します。

理想の自分を手に入れるための扉は、もうあなたの目の前に開かれています。その扉を叩くのに、今日から行動を起こすのに、早すぎるということはありません。

さあ、新しい自分への第一歩を、踏み出してみませんか。

\コーチング体験はこちらより/

まとめ


セルフトークは、自分自身との対話であり、その質を変えることで、人生を大きく変容させる力を持っています。

ネガティブなセルフトークは、自分の可能性を制限し、成長を妨げます。一方、ポジティブなセルフトークは、自信を与え、新しいチャレンジへの勇気を与えてくれます。

セルフトークを変えるためには、自分の内なる声に意識を向け、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に置き換えていく努力が必要です。これは一朝一夕にはできませんが、継続的に行うことが何より大切なのです。

セルフトークを変えることは、自分自身への最高の投資です。この投資は、必ず大きな見返りをもたらしてくれるでしょう。

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この記事を書いた人

髙木 明宏のアバター 髙木 明宏 株式会社コーチ&メンタージャパン 代表取締役

製造業で37年間ラインスタッフ、製造管理職、海外拠点代表を経験してきました。
タイ駐在時にコーチングを知り社内へ導入、自らトップダウン型からコーチング型マネージャーを目指し、次世代のリーダー、マネージャーたちの自発性を引き出し主体性を育て、帰国後も組織力強化の為、マネージャークラスへコーチングプログラムを実施してきました。

マネージャー達の行動の変容に手応えを感じ、自ら社会へ向けて発信していき、国内や海外駐在の日本人、リーダー、マネージャー、経営者に向けてコーチングで関わり、世の中のリーダーをより元気に主体性を持たせ日本企業の組織力を高めていくことに関わっていきたいと思います。

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