【6月1日(日)5名様限定!】コーチング無料体験会を開催します。スキルアップ、キャリア形成、または組織・個人の課題解決をお考えの方へ、コーチングを無料で体験できる機会をご用意しています。ご興味のある方はお早めにお申し込みください。【こちらをClick!】

マインドフルリーダーシップ 〜内省と自覚から生まれる新たな自分〜

目次

はじめに

みなさん、こんにちは。
私がビジネスコーチとして日々接している多くのリーダーたちは、マインドフルネスをストレス解消やリラクゼーションのためのテクニックとしか捉えていない人が大半です。

でも本当は、マインドフルネスはリーダーとしての能力や効率性を高めるために不可欠な要素なのです。

海外赴任先での苦い経験

私も以前は、ただひたすら頑張って働くことがリーダーの努めだと信じ込んでいました。

しかし、ある海外赴任先で大きな壁にぶつかったのです。
現地の社員450名がストライキを起こし、反日感情がピークに達したのです。
私は必死になって問題解決に努めましたが、状況はなかなか好転しませんでした。そんな時、ある上司から「髙木さん、一度立ち止まって自分自身と向き合ってみては?」とアドバイスをもらったのです。そこで初めて、マインドフルネスの重要性に気づかされました。

一呼吸置いて状況と自分自身を見つめ直すことで、私のリーダーシップは大きく変わっていったのです。

マインドフルネスが必要な理由

マインドフルネスがリーダーに必要な理由は大きく2つあります。

1. 脳の自動操縦モードから抜け出す

1つ目は、脳の自動操縦モードから抜け出すためです。
私たちの脳は、できるだけ省エネで動こうとする習性があります。日中の大半を無意識のうちに過ごしているというのが現実なのです。でも、時折立ち止まって、自分が本当は何をしたいのか、どうすべきかを意識的に選択できれば、はるかに有能なリーダーになれるはずです。
そのためには、日々の生活に振り返りの時間を設けることが大切です。朝は1日の指針を立て、夜は実際の行動を書き出して反省する。さらに、ミーティングの前後など、1日に何度も短い内省の時間を持つことで、より適切な判断ができるようになるのです。多くの私のクライアントがこの習慣の効果を実感しています。

2. アイデンティティの変化をもたらす

2つ目は、アイデンティティの変化をもたらすことです。
無意識のうちに、私たちは思考や感情に支配されがちです。でもマインドフルな態度で自分を見つめることで、そういった思考や感情から一歩引いて、より良い選択ができるようになります。衝動的な行動を取ってしまう傾向が減り、自分や周囲のためになる行動を取れるようになるのです。
ただし、これは意志の力だけでは実現できません。楽器やスポーツと同様、地道な練習を積み重ねることが大切なのです。

マインドフルネスの実践法

最後に2つ、簡単な3分マインドフルネスの練習法をお教えしましょう。

⒈ 身の回りのものを観察する

  • 葉っぱ、花、絵、置物など、どんなものでも良い
  • じっくりと眺め、そのものの細部まで意識を向ける
  • どのようにして生まれたのか、想像力を働かせて考えてみる
  • 見慣れたものも、新鮮な目で捉え直すことを心がける

⒉  意識的な呼吸を行う

  • 背筋を伸ばして座る
  • 吸う息と吐く息に意識を集中する
  • 胸と腹の動きをゆっくりと感じる
  • 息を吸っている間、吐いている間、それぞれに意識を向ける
  • 息と息の間の静寂にも意識を向け、その瞬間を味わ

習慣化のポイント

こういった簡単な瞑想の習慣を続けることで、脳機能の活性化、感受性の向上、幸福感の増大、リーダーとしてのパフォーマンスアップが期待できます。

科学的にもマインドフルネス瞑想は、ストレスや抑うつの改善、 慢性痛の緩和、 免疫機能の向上など、心身の健康全般に幅広い効果があることが実証されています。

ぜひ日々の生活の中に、マインドフルな習慣を取り入れてみてください。あなたの人生がより豊かで実り多いものになるはずです。

マインドフルな内省と気づきは、リーダーの判断力とパフォーマンスを高め、よりよい人生をもたらします。

意識的に一歩引いて自分自身を見つめる習慣を身につけましょう。

参考文献:

  • Goyal, M., Singh, S., Sibinga, E. M., Gould, N. F., Rowland-Seymour, A., Sharma, R., … & Haythornthwaite, J. A. (2014). Meditation programs for psychological stress and well-being: a systematic review and meta-analysis. JAMA internal medicine, 174(3), 357-368.
  • Kuyken, W., Hayes, R., Barrett, B., Byng, R., Dalgleish, T., Kessler, D., … & Byford, S. (2015). Effectiveness and cost-effectiveness of mindfulness-based cognitive therapy compared with maintenance antidepressant treatment in the prevention of depressive relapse or recurrence (PREVENT): a randomised controlled trial. The Lancet, 386(9988), 63-73.
  • Hilton, L., Hempel, S., Ewing, B. A., Apaydin, E., Xenakis, L., Newberry, S., … & Maglione, M. A. (2017). Mindfulness meditation for chronic pain: systematic review and meta-analysis. Annals of Behavioral Medicine, 51(2), 199-213.
  • Black, D. S., & Slavich, G. M. (2016). Mindfulness meditation and the immune system: a systematic review of randomized controlled trials. Annals of the New York Academy of Sciences, 1373(1), 13.

株式会社コーチ&メンタージャパン 髙木明宏

プロコーチとの1時間のセッションで、あなたの成長と組織の課題解決を探ります。

国際基準のコーチングを体験し、その効果を実感してください。今春開講の本格プログラムへの第一歩に。リーダーシップ強化、目標達成の加速、新たな可能性を開く機会、ぜひご参加ください。

日 程:25年2月 金曜日、土曜日限定、予約先着順
時 間:10:00〜19:00(各1時間予約制)                   
場 所:びぷれす7階 又はオンラインZOOM     
参加費:無料 


よかったらシェアお願いします!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

髙木 明宏のアバター 髙木 明宏 株式会社コーチ&メンタージャパン 代表取締役

製造業で30年ラインスタッフ、製造管理職、海外拠点代表を経験してきました。
タイ駐在時にコーチングを知り社内へ導入、自らトップダウン型からコーチング型マネージャーを目指し、次世代のリーダー、マネージャーたちの自発性を引き出し主体性を育て、帰国後も組織力強化の為、マネージャークラスへコーチングプログラムを実施してきました。

マネージャー達の行動の変容に手応えを感じ、自ら社会へ向けて発信していき、国内や海外駐在の日本人、リーダー、マネージャー、経営者に向けてコーチングで関わり、世の中のリーダーをより元気に主体性を持たせ日本企業の組織力を高めていくことに関わっていきたいと思います。

目次