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「怒り」をマネジメントする。リーダーの「叱る」を支えるビリーフとは?

目次

るとは

昨年の話ですが、元シブガキ隊のフッくんこと布川敏和さんとお話しする機会がありました。

布川さんは、映画撮影現場やテレビ局内のコンプライアンス、ハラスメントなど、職場のコミュニケーション問題を懸念されていました。特にクリエイティブな業界では、世代間の溝が深いとのことです。

「叱る」という言葉を辞書で引いてみると、「目下のものの言動の良くないところを咎める」(出典:大辞泉)とあります。

つまり、「叱る」には上下関係が含まれているのです。

多くの人は「褒めた方がいい」と考えがちですが、それは幻想かもしれません。

叱ることの重要性

最近は、「叱る」ことがパワーハラスメントと捉えられがちで、リスキーに感じる方が増えています。

上司からの叱責を受けたくないがために、部下への指導が後回しになっているケースも少なくありません。でも、本当にそれでいいのでしょうか?

あなたが「叱る」ことを避けているとしたら、その背景にある”コア・ビリーフ”(核となる信念)を見つめ直してみませんか?

実は私自身、過去に叱り方で失敗したことがあります。

感情的になって部下を叱責したために、信頼関係が崩れ、コミュニケーションがうまく取れなくなってしまったのです。

この経験から、適切な叱り方の重要性を痛感しました。

怒りを生む「ビリーフ」とは

私たちを怒らせる本当の原因は何でしょうか?それは、「べき」という言葉に隠れています。

「部下はこうあるべき」「上司はこうすべき」といった思い込みが、怒りを生むのです。

アンガーマネジメントでは、この「べき」の境界線を3つのゾーンに分けます。

1.ゆるせるゾーン

2.まあゆるせるゾーン

3.許せないゾーン

後から考えて「起こることはなかった」と思えるのは、ゆるせるゾーンです。

あなたの「べき」は、どのゾーンに位置づけられるでしょうか?

信頼関係なくして、叱れない

信頼関係のないまま叱ると、ただ嫌われるだけです。日本アンガーマネジメント協会の調査によると、

「怒られたい著名人ランキング」は

1位はマツコデラックスさん、2位は松岡修造さん、3位はタモリさん

出典:日本アンガーマネジメント協会の2016年調査より

彼らに共通するのは、弱い人の視点を持ちつつ、誰に対しても公平に怒れる点です。

叱る時は、

自分の自己満足のために叱らない。ネガティブな感情はリセットする。

度が過ぎず、相手を追い詰めない。

反射的にならず、冷静に叱る。

この3つのポイントを意識してください。

それと叱る時に使っってはいけないNGワードがあります。

叱るときに使ってはいけないNGワード

1過去へさかのぼる言葉

 「またなの」「何度も言ってるけど」「前から言おうと思ってたけど」「これで何度目だと思ってる」等

2責める、設問調になる言葉

「なんで簡単なことができないんだ」「なぜやらないんだ」「わかってるのか」「それで何が言いたいんだ」等

3強い表現で決めつける言葉

「いつも」「絶対」「必ず」「毎回」「間違いなく」等

4程度言葉

「きちんとやれ」「普通は」「常識」「当たり前」「しっかり」「ちゃんとしろ」等

まずはこのような言葉ワードを使わないように、意識、注意することから始めましょう。

「叱る」ことも技術、練習すれば上達していきます。

「叱り方」を学べば、人は成長する

怒りをコントロールし、信頼関係の上で適切に叱ることができれば、人は成長するはずです。

部下の可能性を信じ、組織の発展を目指すあなたは、まず自分の「ビリーフ」と向き合うことから始めてみませんか?

怒りに振り回されるのではなく、怒りをマネジメントする。

それが、リーダーの役目だと私は考えます。

「叱る」ことは単純に相手にリクエスト伝えることでもあります。

叱り方を学ぶということは、リーダーの責任でもあり、成長の機会でもあるのです。

出典:アンガーマネジメント 叱り方の教科書(総合科学出版)

株式会社コーチ&メンタージャパン 髙木明宏

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この記事を書いた人

髙木 明宏のアバター 髙木 明宏 株式会社コーチ&メンタージャパン 代表取締役

製造業で30年ラインスタッフ、製造管理職、海外拠点代表を経験してきました。
タイ駐在時にコーチングを知り社内へ導入、自らトップダウン型からコーチング型マネージャーを目指し、次世代のリーダー、マネージャーたちの自発性を引き出し主体性を育て、帰国後も組織力強化の為、マネージャークラスへコーチングプログラムを実施してきました。

マネージャー達の行動の変容に手応えを感じ、自ら社会へ向けて発信していき、国内や海外駐在の日本人、リーダー、マネージャー、経営者に向けてコーチングで関わり、世の中のリーダーをより元気に主体性を持たせ日本企業の組織力を高めていくことに関わっていきたいと思います。

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