vol.79 「目標」「目的」「ゴール」の違い 〜今こそ考えたい目標が続かない理由〜

はじめに
年始に「今年こそは!」と立てた目標、まだ覚えていますか?
先日、ある教育機関の経営者とのコーチングで、こんな言葉を聞きました。
「目標は達成しているんです。でも、なんだか空しくて……。スタッフも、ただ業務をこなしているだけのように見えるんです」
そこで私は問いかけました。「何のために、その目標を達成したいのですか?」
しばらく沈黙が続いた後、その方はゆっくりと話し始めました。
「本当は……子どもたちの成長を支えたかったんです。教育を通じて、社会に貢献したかった。でも、いつの間にか数字ばかり見ていました」
目的を思い出したその方は、すぐにスタッフ全員と「何のために」を共有しました。すると、一人ひとりの行動が少しずつ変わっていったのです。
目標を追いかけて、目的を忘れていませんか?
あなたも、もしかしたら同じような経験をしているのではないでしょうか。
売上目標、人員計画、経費削減、経営者や管理職であれば、日々、さまざまな「数字」と向き合っています。その数字を達成することに必死で、気づいたら「何のために」を忘れてしまう。
実は、この「何のために」こそが、あなたの目標を達成するための最も重要な羅針盤なのです。
「目的」「目標」「ゴール」──あなたは区別できていますか?
辞書で調べると、「目的」は「成し遂げようと目指す事柄」、そして「目標」は「目的を達成させるために設けた目当て」とあります。
つまり、私たちは「目的」を実現させるために「目標」を定め、それに向かい行動していくものなのです。
例えば、「教育を通じて、世の中に貢献したい」という人生の「目的」を持った高校生がいたとします。その高校生にとって、大学の教育学部で学ぶことは「目的」を達成するための「目標」になるでしょう。
ちなみに「ゴール」は「目標」と同じ意味に思われがちですが、辞書によると「競技などで着順の決まる一番最後の地点、決勝点」とあります。「目的」のための最終的な目印「最終目標」が「ゴール」。つまり「ゴール」までの途中の目安や通過点としておくのが「目標」となります。
整理すると、こうなります
- 目 的:成し遂げようと目指す事柄(Why、なぜそれをするのか)
- ゴール:目的のための最終目標(決勝点)
- 目 標:ゴール達成のために設けた目当て(途中の通過点)
目標達成のためには、目的地までの地図を描くこと
あなたが今、追いかけている目標。それは、本当に「目的」に繋がっていますか?
もし、今の目標に疲れを感じているなら。もし、チームのメンバーが機械的に動いているように見えるなら。もし、年始に立てた目標が、もう色褪せて見えるなら。
それは、「目的」を見失っているサインかもしれません。
目的・目標・ゴールの違いを理解することで、こんなことが起こります
- 自分の現在地(ゴールまでの位置)が把握できる
- 何のための行動・目標かを思い出せる
- アプローチが変わる
- 始めること・やめることのきっかけや気づきが生まれる
目的が明確になれば、目標は「達成しなければならない重荷」から「ワクワクする道のり」に変わります。
あなたの「目的」は、何ですか?
もう一度、問いかけます。
- あなたが本当に成し遂げたいことは、何ですか?
- その目標の先に、どんな未来を描いていますか?
- あなたの「目的」は、何ですか?
この問いに、すぐに答えられないかもしれません。多くの経営者やリーダーが、日々の業務に追われて、この「目的」を見失っています。
大切なのは、立ち止まって、自分自身に問いかける時間を持つこと。そして、もし一人では難しいと感じたら、伴走者を持つことです。
今日の決断が、あなたの1年を変える
私が提供している「バリューアップ・ビジネスコーチング」では、まさにこの「目的」を明確にすることから始めます。
対話を通じて、あなたの本当に達成したいこと、あなたの存在価値、あなたのパーパスを一緒に探していきます。そして、その目的に繋がる「ゴール」を設定し、そこに至る「目標」という地図を、一緒に描いていくのです。
1月末までの今だからこそ、立ち止まって考える価値があります。
このまま、見失った目的のまま1年を過ごしますか?
それとも、今ここで「目的」を取り戻し、新たな一歩を踏み出しますか?
年始に立てた目標を、もう一度、意味あるものに変えるために。あなたとチームの「真に手に入れたいもの」を見つけるために。
バリューアップ・ビジネスコーチングの無料体験セッションを、1月31日まで受け付けています。
目的地までの地図を、一緒に描きませんか?

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【出典】
- 三省堂「大辞林」
- 国際コーチング連盟(ICF)「コーチングの定義」

